日焼け止めについて②
くすのき薬局の薬剤師です。
本日はUV-A、UV-Bと「SPF値」と「PA」の関係についてまとめてみました。
サンスクリーン(日焼け止め)の効能の違いと見方
紫外線の防御効果は、「SPF値」と「PA」で記載されています。
「SPF値」(Sun Protection Factor)はUV-Bの遮断率を示しており、SPF10やSPF20のように数値で表されています。数値が大きいほど、UV-Bの遮断率が高いことを示しています。
「PA」(Protection of UV-A)はUV-Aの遮断効果を示しており、PA+やPA++のように表記されています。“+”の数が多いほど、遮断効果が大きいことを示しています。
サンスクリーンは、化粧品または医薬部外品として様々な「SPF値」と「PA」を表示した製品が市販されています。下記の表のように、状況に応じて適当な強さのものを使い分けるとよいです。
サンスクリーン(日焼け止め)選びの目安
SPF | PA | |
日常生活範囲 | 5 | + |
軽い屋外活動、ドライブなど | 10 | ++ |
晴天下でのスポーツ、海水浴 | 20 | +++ |
熱帯地方での屋外活動 | 30 | ++++ |
(参)皮膚科学会ホームページより
次回は日焼け止めの塗り方についてまとめたいと思います。
くすのき調剤薬局グループ